わが家の仏壇には位牌がたくさんあります。多くはとても古いもので戒名も読みにくいものもあります。仏壇にはもう一つ古い帳面があって先祖の月命日が記してあります。私は毎週金曜日に実家に帰って父の様子を見ながらリモートワークをしているのですが、昼時に仏前に温かいご飯とお茶を供えます。その時に月命日の帳面の日めくりを行います。その帳面で一番古い先祖は過去帳によると嘉永五年(一八五二)九月三日 に亡くなっています。
かねてから帳面で先祖の名前に触れるたびに、この人たちはいったいどういう素性でどのような生活をしていたのだろうと思いを巡らせていましたが、ひょんなことから父が20年ほど前に細かく調べて手書きの覚書にしてまとめていることが分かりました。父は健在ですが90の半ばも超えており、長らくその覚書がどこにあるのかわからずじまいでした。この度父の15歳年下の妹(私のおば)がコピーを持っていることが分かり借りることが出来たのでGWを使って文字起こしをして冊子にしました。どのようにして手書きのメモを冊子にしたかも含めて、父のまとめた先祖の歴史を大まかに紹介させてください。

まず、最初に驚いたのは父のひいじいさんは子供に恵まれず、生後間もない父の祖父を養子としてもらい受けていたという事実です。つまり、父の祖父より上の世代は我々と血縁がありません。もう一つ驚いたのは、我々の祖先は少なくとも位牌のある範囲では舟渡で生業を立てていた事です。私の生家は木津川のほとりにあります。京都と大阪を結ぶ、穏やかな木津川の流れ。かつてまだ汽車も走っていない頃、この川には数多くの川舟が行き交い、物資と人々の想いを運んでいました。私の祖先は、その川舟の船頭(ボートマン)として歴史の一部を担っていたようです。それではまず、鉄道も車もなかった時代、我が家のご先祖様たちが駆け抜けた木津川の歴史から紐解いていきましょう。
AIの画像生成で、当時の川舟の情景を復元する
舟渡をしていた先祖は一番最近の先祖でも父の祖父(明治8年~昭和21年)なので、実際に舟渡をしていたのは明治、大正時代と思われます。舟渡であった曽祖父の写真が残っているはずもありません。父の力作に挿絵で色どりを添えたいがあいにく私には絵心が全くありません😢
ここで登場するのがGoogleの最新AIです。Geminiにチャットで父の書いた記録を読ませた上で、イメージを言語で伝えるとそれを絵にしてくれます。下の絵はGeminiにチャットで父の書いた記録を読ませた上で、「この本を題材にして本にしたいと思います。この中に書かれている主人公の先祖が明治時代に 川の小さな船の船渡市の先導として働いていたところを、モチーフにした 日本的な表紙の絵を書いてください。」と書き込んで出てきた絵です。全くイメージ通りで驚きました。

白黒の家族写真が鮮やかに。AIが紡ぐ、母と私の温かい時間
他にも最近亡くなった母が若いころ生まれたばかりの私を抱いている白黒の写真を非常に高いクオリティーでカラーにして動画にしたりもしてくれます。全く感動します。スマホやビデオカメラがなかった同世代の人、ぜひやってください!お母さまがまだご健在なら、若いころのセピアの写真をカラーにして動画にしてあげてください。お母様、きっと大喜びされると思いますよ。私の母は残念ながらこのようなテクノロジーが手元に届く前に亡くなってしまいました。代わりに父に見せてあげています。父も驚いていました。


コメント